この記事では応用情報技術者試験の難易度について書いていきます。
応用情報技術者試験ってどんな試験…?
難易度は?難しいの…?
これらの疑問に全て答えていくぞ。
- 応用情報技術者試験とは
- 応用情報技術者試験の難易度
- 応用情報技術者を取得するメリット
応用情報技術者試験とは?
応用情報技術者試験ってどんな資格なんですか?
この先ワンランク上のIT人材になりたいと考えている人向けの資格だ。
応用情報技術者試験は情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。
受験に条件はありません。誰でも受験することが出来ます。
情報処理技術者試験という枠組みにはさまざまな区分がありますが、
応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位に位置する資格です。
情報処理技術者試験の中ではレベル3に該当します。
これらの位置付けから、応用情報技術者試験は、
ITエンジニアとしてワンランク上を目指したい人の為の資格になっています。
この資格を持っていれば、社内での評価や提案の説得力は上がるでしょう。
また、この資格を知っている顧客先からの信頼度も上がります。
さらに上位のスペシャリスト系の試験の一部免除や、
会社によっては手当の対象になることもあります。
ITエンジニアとしてキャリアを積み、この先ワンランク上のエンジニアになりたいと考えているなら資格取得に挑戦することをおすすめします。
取得すればメリットの多い資格ですが、気になるのは難易度ですよね。
次は難易度について解説していきます。
応用情報技術者試験の難易度と合格率
応用情報技術者試験の難易度ってどれくらいなんですか?
だいたい5人に1人が合格する試験だ。
応用情報技術者試験は、合格率だけ見るとおよそ20%となっています。
令和元年度秋の統計情報を見てみましょう。
応募者数 | 受験者数 | 合格者 | 合格率 |
50,743 | 32,845 | 7,555 | 23.0% |
令和元年度は少し難易度が低かったようです。
応用情報技術者試験の試験内容
試験内容がまったく分からないんですが…
一日かけて午前試験、午後試験を実施する試験だ。
応用情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれます。
それぞれ説明していきます。
午前試験(応用情報技術者試験)
午前の問題は4択問題になっています。
問題ジャンルは大きく3つに分類されます。
- テクノロジ系:
ハードウェアからプログラミング・アルゴリズムなど、IT技術に関する非常に幅広い知識が問われます。ここでは計算問題も出題されることがあります。 - マネジメント系:
プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査などの問題が出題されます。 - ストラテジ系:
企業活動や法務、システム戦略、企画などに関する問題が出題されます。
詳しい出題範囲については公式のシラバスを確認しましょう。
午後試験(応用情報技術者試験)
午後は記述式問題になっています。
全て解答するわけではなく、解答する問題を5つ選択する方式です。
この中で「情報セキュリティに関すること」は必須問題になっています。
内容まで記載すると非常に長くなってしまうので、大きな項目だけ紹介しています。
詳細は公式の試験要綱を確認して下さい。
- 経営戦略に関すること
- 情報戦略に関すること
- 戦略立案・コンサルティングの技法に関すること
- システムアーキテクチャに関すること
- IT サービスマネジメントに関すること
- プロジェクトマネジメントに関すること
- ネットワークに関すること
- データベースに関すること
- 組込みシステム開発に関すること
- 情報システム開発に関すること
- プログラミングに関すること
- 情報セキュリティに関すること(必須解答問題)
- システム監査に関すること
これだけ見ても非常に範囲が広いですよね。
試験勉強の前に洗濯する分野を決めて、絞って学習することが大切です。
合格点について(応用情報技術者試験)
応用情報技術者試験に合格するには午前で6割以上、午後でも6割以上取る必要があります。
受験料について(応用情報技術者試験)
受験料は5,700円になっています。
払い戻し等は出来ないので、体調管理等には気を付けて試験まで過ごしましょう。
応用情報技術者試験の合格に必要な勉強時間
応用情報技術者試験に合格するには
どれくらい勉強したら良いんですか…?
人によって違うが、未経験なら100時間(1~3ヶ月)が目安だぞ。
結構、勉強が必要なんですね。
当然だ。たまにインパクト重視で「1週間で合格出来た方法!」など書く記事があるがあまりあてにしないほうが良い。
何より本当に1週間で取得出来るなら、その資格に価値はない。
応用情報技術者試験は価値のある国家資格です。
ちゃんと勉強のための期間を設けて臨みましょう。
少なくとも1ヶ月、出来るなら2ヶ月は欲しいです。
応用情報技術者試験に合格する勉強法は
「応用情報技術者試験の勉強法!初心者や未経験でも一発合格できる!」
で解説しています。
オススメの勉強法や参考書なども紹介しているので参考にしてみて下さい。
応用情報技術者を取得するメリット
それなりにすごい資格ということは分かりましたが
この資格を取るとどんな良いことがあるんですか?
IT業界で働くなら様々なメリットがあるぞ。
知識の証明
応用情報技術者を取得できれば、自信を思ってITに関する知識の証明が出来ます。
取得の過程で、知識をより深めることが出来るのもメリットでしょう。
応用情報技術者試験を取得していれば、
就職・転職の際の大きなアピールポイントとなるでしょう。
学生で取得できれば、企業の目に留まる可能性はぐんとあがります。
努力の証明
応用情報技術者試験に合格するにはある程度の学習(1~3ヶ月)が必要です。
そんな資格を保有していることはきちんと努力ができる人だという証明になります。
学生で取得できれば、就活でのアピールにもなることでしょう。
また、応用情報技術者試験は企業だけではなく、
省庁、官公庁などの公務員系の職種でも高い評価を受けています。
教員系でも通用する資格になっているので自分のキャリアを広げるというメリットもあります。
高度試験の午前試験の一部免除
応用情報技術者試験の合格から2年間は
スペシャリスト系試験の午前I試験の免除を受けることが出来ます。
さらに先の資格取得を目指している人にとっては
知識を付けれる上に試験も免除されるので大きなメリットです。
国家試験の一部免除を受けることが出来る
さらに応用情報技術者試験を取得していると、
次の国家試験の一部免除も受けることが出来ます。
- 中小企業診断士試験
- 弁理士試験
- 技術士試験
こちらも自分のキャリア選択の幅を広げる大きなメリットです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
それなりの難易度で取得してメリットの多い資格、応用情報技術者試験の解説記事でした。
興味があれば、取得も検討してみて下さい。
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