ITパスポートと基本情報技術者ってどう違うの・・・?
どっちを受けた方が良い・・・?
ITパスポート試験と基本情報技術者試験はさまざまな点で違うぞ。
一つずつ解説していこう。
この記事では、
「ITパスポート試験と基本情報技術者試験の違い」
「どちらの試験を受験するべきか」
について解説します。
なお、それぞれの試験に合格する勉強方法は別の記事にまとめています。
>> ITパスポートの勉強方法を解説!初心者でも合格できる!
>> 基本情報技術者の勉強方法を徹底解説!未経験でも一発合格できる!
試験形式の違い(基本情報技術者とITパスポート)
試験形式はどう違うんですか・・・?
ITパスポートは選択肢問題だけ、
基本情報技術者は選択肢 + 記述式問題だ。
ITパスポートと基本情報技術者は試験形式から大きく異なります。
ITパスポート試験は2時間かけて実施される試験です。
試験内容は100問の選択肢問題に回答する試験となっています。
単純計算で1問あたり72秒で回答する必要があるので、
回答スピードが求められる試験です。
一方で、基本情報技術者試験は
1日かけて、午前試験と午後試験が実施される試験です。
午前試験は9:30~12:00、
午後試験は13:00~15:30で実施されます。
なかなかハードなスケジュールですね。
午前試験はITパスポートと同じ選択肢問題ですが、
午後試験は記述形式の試験となっています。
合格率の違い(基本情報技術者とITパスポート)
合格率はどれくらい違うんですか・・・?
ITパスポートと基本情報は合格率が大きく異なるぞ。
ITパスポート試験は比較的合格率が高い試験です。
だいたい50%くらいになっています。
一方、基本情報技術者試験はそれなりに難しい試験です。
そのため、合格率も25%くらいになっています。
基本情報技術者試験はITパスポートの半分程度の合格率と考えると
その難易度の差は歴然ですね。
評価の違い(基本情報技術者とITパスポート)
評価はどれくらい違うんですか・・・?
どちらも評価される資格だが、
基本情報の方が高い評価を得ることができるぞ。
ITパスポートと基本情報技術者試験は
どちらも一定の評価を得ることができる試験です。
ITパスポートは初心者向けのIT業界の入り口的な試験です。
そのため、難易度は比較的に低い試験です。
一方、基本情報技術者は基本的なIT知識が合格に必要な試験です。
難易度もそれなりに高い試験です。
試験の難易度が違うように、
ITパスポート試験と基本情報技術者試験では評価も大きく違います。
ITパスポートより
基本情報技術者の方がより高い評価を得ることができます。
就職活動で武器にしたいのであれば、
ITパスポートより基本情報技術者の方がオススメです。
試験実施のタイミングの違い
ITパスポート試験と基本情報技術者試験の試験日は一緒なんですか?
ITパスポートは随時受験できるぞ。
一方、基本情報技術者は年2回の試験日に受験する必要がある。
ITパスポート試験はCBT方式の試験です。
CBT方式とは「Computer Based Testing」の略で、
コンピュータを利用した試験方式です。
受験者は画面に表示された試験問題に、コンピュータで回答します。
CBT方式の試験は試験会場でその都度受けることができます。
試験日は受験者が好きなように設定できます。
一方、基本情報技術者試験は筆記形式の試験です。
ITパスポート試験と違い、年2回の試験日に受験する必要があります。
試験日は毎年4月と10月の第3日曜日に設定されます。
基本情報技術者試験を受験する際は、
試験日直前の体調管理も怠らないようにしましょう。
プログラミングの知識が必須かどうか
IT資格ってプログラミングの知識が必要なイメージがあるんですが・・・
ITパスポートはプログラミングの知識がなくとも合格できる。
ただ、基本情報技術者はプログラミングの知識が必須だ。
ITパスポート試験はIT業界の入り口的な試験です。
そのため、プログラミングがなくとも合格できます。
一方、基本情報技術者試験は
アルゴリズム問題やプログラム問題が必須回答の試験です。
そのため、基本情報技術者試験を受験するなら
プログラミングの知識が不可欠になるでしょう。
基本情報技術者への合格を目指すなら
プログラミングの知識もつけて試験に臨みましょう。
ITパスポートと基本情報はどちらを受けるべき?
今からなら、どっちの試験を受験するべきですか・・・?
どちらの試験を受けるべきかは人によって違う。
詳しく説明しよう。
ITパスポート試験と基本情報技術者試験は難易度も評価も違います。
どちらを受験するべきかは人によって変わるでしょう。
タイプ別に解説しましょう。
これからIT業界に就職する人
これからIT業界に就職する人であれば、
ITパスポートの取得を狙った方が良いでしょう。
基本情報技術者はプログラミングの知識が必須です。
そのため、IT未経験の方だと勉強量が多くなります。
堅実にITパスポートの合格を目指した方が良いでしょう。
なお、ITパスポートに合格する方法については「ITパスポートの勉強方法を解説!初心者でも合格できる!」の記事で解説しています。オススメの参考書なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ただし、IT知識を大学で学習している情報系学部の学生さんであれば、
基本情報技術者を狙うのもアリでしょう。
すでにIT業界で働いている人
すでにIT業界で働いている人であれば、基本情報技術者を狙いましょう。
プログラミングの知識があれば、基本情報技術者の合格も現実的でしょう。
逆に、ITパスポートはIT業界での実務経験者の武器としては少し弱いです。
しっかり対策をして、基本情報技術者試験の合格を狙いましょう。
なお、基本情報技術者試験に合格する方法については「基本情報技術者試験の勉強法!初心者や未経験でも一発合格できる!」の記事で解説しています。オススメの参考書なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「ITパスポート試験と基本情報技術者試験の違い」
「どちらの試験を受験するべきか」
について解説しました。
ITパスポートと基本情報技術者で、
どちらを受験するか迷っている方の参考になれば幸いです。
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