この記事では日商簿記検定2級の難易度について書いていきます。
日商簿記検定2級ってどんな試験…?
難易度は?難しいの…?
これらの疑問に全て答えていくぞ。
- 日商簿記検定2級とは
- 日商簿記検定2級の難易度
- 日商簿記検定2級を取得するメリット
日商簿記2級とは?
日商簿記2級ってどんな資格なんですか?
企業が求める資格ランキングTOPの人気資格だ
日商簿記検定2級は日本商工会議所が主催する検定試験です。
受験に条件はありません。誰でも受験することが出来ます。
簿記2級の学習をすることで、企業の財務状況を読み解くことが出来ます。
ビジネスの場で活躍する社会人なら持っておくと役に立つ場面があるでしょう。
簿記2級を持っていることで簿記についての専門的な知識をアピール出来ます。
学生さんなら将来どの業界に就職するにしても、就活でのアピールに使えるでしょう。
ビジネスに対する知識を深めたい方や資格取得でアピールポイントを作りたいと考えている方は資格取得に挑戦することをおすすめします。
取得すればメリットの多い資格ですが、気になるのは難易度ですよね。
次に難易度について解説していきます。
日商簿記2級の難易度と合格率
日商簿記2級の難易度ってどれくらいなんですか?
だいたい4人に1人が合格する試験だ。
日商簿記検定2級は、合格率だけ見るとおよそ10~30%くらいになっています。
実施回によって合格率にバラつきがあります。
合格率が30%を超える時もある一方、合格率10%代が続く時もあります。
どのような問われ方をしても合格するよう、
しっかりと知識をつけて試験に臨みましょう。
ちなみに153回(2019.11.17実施)の統計情報を見てみましょう。
受験者数 | 実受験者数 | 合格者 | 合格率 |
62,206 | 48,744 | 13,195 | 27.1% |
この回は平均的な難易度だったようです。
日商簿記2級の試験内容
試験内容がまったく分からないんですが…
2時間かけて実施する試験だ。
日商簿記検定3級の試験時間は2時間です。
70点以上得点すると合格となります。
出題区分(日商簿記2級)
簿記2級では「商業簿記」と「工業簿記」について問われます。
・商業簿記
企業外部との取引を記録・計算する技能で、企業を取り巻く関係者に対し、適切、かつ正確な報告を行うための知識です。
・工業簿記
企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能で、経営管理に必須の知識です。
詳しい出題範囲については公式の出題区分表を確認して下さい。
合格点について(日商簿記2級)
日商簿記検定2級に合格するには70点以上取る必要があります。
受験料について(日商簿記2級)
受験料は4,720円です。
払い戻し等は出来ないので、体調管理等には気を付けて試験まで過ごしましょう。
日商簿記2級の合格に必要な勉強時間
日商簿記検定2級に合格するにはどれくらい勉強したら良いんですか…?
人によって違うが、初学者なら100~150時間(1〜3ヶ月)が目安だ。
それなりに勉強が必要なんですね。
簿記2級は難易度が非常に高い試験ではないですが、決して簡単な試験ではありません。
いきなり2級に挑戦する場合は、まず簿記3級の知識も身につける必要があります。
しっかりと勉強する時間を確保して、対策を行いましょう。
なお、日商簿記2級に合格するために必要な勉強方法については「日商簿記2級の勉強方法を徹底解説!」の記事で解説しています。オススメの参考書なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
日商簿記2級を取得するメリット
企業に求められる人気の資格ということは分かりましたが
この資格を取るとどんな良いことがあるんですか?
多くの人が当てはまる様々なメリットがあるぞ。
企業の経営状況が分かるようになる
簿記2級の学習を行うことで財務諸表を読むことができるようになります。
これにより企業の経営状況がわかるようになります。
また、2級からは新たに製造業などのお金の計算や記録を扱う工業簿記も学習します。
幅広い業界の企業の経営状況を把握できるようになるでしょう。
転職・就職に有利
簿記2級は「企業が求める資格ランキング」で常に上位に入っている人気資格です。
さまざまな財務処理に対応できる人材として、企業からの需要も高まります。
また、簿記は2級から評価がぐっと高くなります。
汎用性も高く、持っておいて損はしない資格と言えるでしょう。
スキルを手につけたい人向け
簿記2級を持っているから経理実務ができるわけではありませんが、
逆に、経理部門で働くには簿記2級の知識は必要になります。
簿記2級を取得していれば、経理部門で採用もあり得るでしょう。
さらに「簿記2級を取得している」という
ポテンシャルを企業が評価してくれる可能性は大いにあります。
簿記2級は公認会計士試験や税理士試験などの上位資格のための足がかりにもなります。
将来的に税理士や公認会計士になる道を考えている人は早いうちにとっておくのが良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
企業に求められている人気資格、日商簿記検定2級の解説記事でした。
興味があれば、取得も検討してみて下さい。
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