この記事では
「情報処理安全確保支援士試験に合格するための勉強方法」
について書いていきます。
セキュリティについての実務経験が必要なんでしょう…?
何回も受けているけど合格しない…
安心して欲しい。この記事では特別な実務経験無しでも情報処理安全確保支援士試験に最短で一発合格する勉強方法について解説するぞ。
情報処理安全確保支援士試験は正しく対策すれば、必ず受かる試験です。
情報処理安全確保支援士試験とは?
IT業界初の士業資格で情報セキュリティに関する国家資格です。
合格率は13~19%前後です。年度によって幅があります。
情報処理安全確保支援士試験の詳細情報については、
「情報処理安全確保支援士試験とは?難易度や合格率を徹底解説!」の記事で解説しています。
午前I、午前II、午後I、午後II試験があり、全てに合格する必要があります。
なお、午前Iには免除制度があります。
応用情報技術者試験などに合格して2年間は免除されます。
午前I、午前IIは選択肢問題、午後I、午後IIは記述式試験です。
情報処理安全確保支援士試験に合格するためには、すべての対策をする必要があります。
特に午後I、午後IIはしっかりと対策をしないとなかなか合格出来ません。
むしろ午前試験も午後試験も60%以上取れるように対策をしましょう。
情報処理安全確保支援士試験の合格に必要な勉強時間(目安)
情報処理安全確保支援士試験に合格するには
どれくらい勉強したら良いんですか…?
未経験なら200時間、応用情報技術者試験レベルの前提知識を持っていれば100時間が目安だぞ
かなり勉強が必要なんですね。
情報処理安全確保支援士試験はIT業界の中でも高度な試験に分類される。
自信がなければ、応用情報技術者試験から目指すのも手だと思うぞ。
情報処理安全確保支援士試験は難易度の試験です。
ただし、「正しい対策」を実施すれば必ず合格出来ます。
それでは午前I、午前II、午後I、午後II試験を順に対策を解説していきましょう。
午前I、午前II試験対策(情報処理安全確保支援士試験)
午前試験って何をすれば良いんですか…?
正直、午前I、午前IIともに難易度は高くない。
情報処理安全確保支援士試験ドットコムをフル活用すれば普通に合格するぞ。
午前I、午前II試験は過去問からの流用が非常に多い試験です。
しかも、午前I試験は30問、午前II試験は25問と問題数も少ないです。
正しい過去問演習すれば、午前I、午前II試験にはわりと簡単に合格出来ます。
「午前I、午前II試験対策」のポイントは以下の2点です。
- 情報処理安全確保支援士試験ドットコムをフル活用する
- 参考書を辞書的に使う
順番に解説していくぞ。
「情報処理安全確保支援士試験ドットコム」をフル活用する
情報処理安全確保支援士試験ドットコムとは株式会社スタディワークスによって運営されているサイトで完全無料で過去10年以上の過去問とその解説を見ることが出来ます。
このサイトは解説が非常に丁寧で、
1問解くことに解説を見れる仕様になっているので最も効果的な学習が行えます。
>> 情報処理安全確保支援士試験ドットコムの使い方説明記事(画像付き)はこちら
情報処理安全確保支援士ドットコムで過去問演習をするときは以下のことを意識しましょう。
- とりあえず過去問を解く(全く分からなくてOK)
- 解説をしっかり読む(たまに理解できなくてOK)
- 3年分を繰り返し解く
順番に解説していきます。
とりあえず1回分の過去問を選んで選択して演習を始めて見ましょう。
出題内容が古過ぎないよう、直近5年以内のものを選びましょう。
そして、1問解くごとに解説をしっかり読みしょう。
この解説が全てです。
この解説は非常に丁寧で、そこらへんの参考書よりよっぽど詳しいです。
ここで一番のポイントなのですが、
5分解説を読んで理解できなければ解説を丸暗記して次の問題に行きましょう。
え…?そんなやり方で合格できるの…?
全て理解できないと合格できないんじゃ無いの…?
それは大きな勘違いだ。
情報処理安全確保支援士試験は知識の範囲が広く、
いきなり理解できないのは当たり前なのです。
学習を進めてうちに色んな知識と絡めて理解していくものなんです。
これを知らずに参考書を頭から読んでいくと
「情報処理安全確保支援士試験、難し過ぎ…僕には無理だ…」
となってしまうんです。
最初は解けなくてOK、解説もたまに理解できなくてOKで進めましょう。
さらに情報処理安全確保支援士試験試験は午前・午後ともに60%に正解すれば合格です。
100点を取る必要はないのです。完璧主義は捨てましょう。
40点は取れなくてもOKの考え方で学習を進めましょう。
そして、情報安全確保支援士試験の午前試験は使い回しがとても多いです。
選択肢まで全く同じ or 問題文がほぼ同じ を含めると3~4割は同じ問題です。
そこで、1回分の過去問を解いたら次の1回に進む前に、
もう一度同じ過去問を解きましょう。
2回目は当然ながら正解率が上がるでしょう。
しかし、2回目でも間違える問題が必ずあるはずです。
間違えた問題の解説をもう一度しっかり読み込みましょう。
まさにこのときに知識が脳に定着するのです。
こんな感じで過去3年分を繰り返し解きましょう。
このやり方で学習を進めることで次第に
問題を解いているとき「これどこかで見たことある!」となります。
この感覚が知識が身につく瞬間なんです。
参考書は辞書的に使う
参考書は過去問演習を解いていく中で辞書的に使用しましょう。
過去問演習を繰り返していく中で、
よく出て来る単語が分からない時に辞書として参考書を活用しましょう。
ここで使用する参考書にポイントがあります。
- 索引がついていて調べやすい
- 解説が丁寧で分かりやすい
- 単語を調べた時に関連知識も同時に習得できる
これらを網羅した参考書を使いましょう。
個人的にはこの参考書が圧倒的にオススメです。
解説がとても丁寧なので未経験の方でも理解しやすく、
周辺知識の解説も非常に豊富です。
もちろん索引もついています。
午後試験対策(情報処理安全確保支援士試験)
午前試験の対策は理解しました。午後はどんな対策が必要なんですか…?
午後試験も過去問演習が全てだ。
午後試験は午後I試験と午後II試験があるが、取るべき対策はほぼ同じだ。
午後試験用の対策のポイントは以下です。
- 過去問だけを徹底的に解く
- 「正しい解説」を使う
- 「問題に対する解答」をパターン化する
順番に詳しく説明していくぞ。
過去問だけを徹底的に解く
午後試験も過去問が全てです。
安易に参考書などに走らず過去問を解きまくりましょう。
ただ、午後試験も正しい方法で過去問演習を行う必要があります。
午後試験の過去問演習は以下のことを意識しましょう。
- 公式の模範解答だけで「自己採点」してはいけない
- 正しい解説を使う
順番に解説していきましょう。
情報処理安全確保支援士試験は過去問と模範解答が公式サイトに公開されています。
たまにこの過去問と模範解答を使って自己採点し、
「よし7割とれているな…いける!」
と勘違いしてしまう方がいます。
午後試験は長い問題文を読み、記述式で答える試験なので、自分の解答を模範解答と見比べて「なんとなく合ってる」ような気がしてしまうのです。
そして、試験に臨むも午後試験で不合格になり
「なんで落ちてるの…情報処理安全確保支援士試験、意味不明すぎ…」
となってしまうのです。
これらの問題点は午後試験で求められていることを理解していないことです。
午後試験で求められているのは
「試験センターが求める答え」を解答する能力なんです。
午後試験では
問題文を読んで「〜状況だから〜だ」と推測するのではなく、
「〜のときは〜する」というパターンを把握する必要があるのです。
そんなパターンなんてどうやったら分かるの…?
「正しい解説」を使って、過去問演習をするんだ。
午後試験も結局は過去問からの使い回しです。
「〜のときは〜する」パターンは過去問に全て使われています。
ただこの「パターン」を最初から自力で見つけるのは難しいです。
というより「パターン」が見つけれるようになれば合格します。
そこで、過去問のどの部分に「パターン」が使われているかを書いてくれている解説(=正しい解説)を使うべきなんです。
正しい解説を使って、過去問演習を徹底的に行うことで
「このパターン、過去問でやったことある…!」状態になり合格出来るんです。
次は「正しい解説」について解説していきます。
オススメの問題集
情報処理安全確保支援士試験に合格するのに
一番問題集はどれなの…?
正しい解説が載ってる、オススメの問題集を順番に紹介するぞ。
絶対わかるセスペ28春
この参考書は情報処理安全確保支援士試験の前身の
セキュリティスペシャリスト試験向けに特化して書かれた参考書です。
セキュリティスペシャリスト試験は名前が違うだけで、
試験内容は情報処理安全確保支援士試験と同じものです。
この参考書は解説の徹底ぶりがすごいです
この参考書は1冊で、1回分の過去問しか載っていません。
それなのに他の参考書くらいの厚みがあります
説明文、問題文、解答に対して、徹底的に解説を差し込んでいるのです。
「なぜこの解答になるのか」をこれでもかと解説しています。
この参考書でまず
「情報処理安全確保支援士試験の午後試験の解答の導き方」を身につけましょう。
情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策
この問題集も「解答の導き方」を丁寧かつ的確に書いてくれています。
この問題集は分野別に過去問を並び替えてくれているので、
「これやったことがある」感を非常に実感しやすいです。
この問題集は過去問の収録数も多いです。
この問題集で身に付けた「午後試験の解答の導き方」を自分のものにしましょう。
徹底解説 情報処理安全確保支援士 本試験問題
さらに時間に余裕があるようなら、こちらの問題集も加えて学習するのも良いです。
こちらは分野別ではなく、過去問が年度別に収録されているので、
学習終盤に「試験本番の練習をしたい!」みたいな時に使用すると良いでしょう。
午後試験対策は「正しい解説」を使って、徹底的に過去問演習を行いましょう。
問題に対する解答をパターン化する
解答をパターン化するってなんですか…?
自分の言葉で「俺的最強チートシート」を作るのだ。
上の二つを使って、午後試験の過去問演習を行う中で、並行して行うべきことがあります。
それは「〜と聞かれたら」「〜と答える」というチートシートを作ることです。
午後試験では長い問題文で聞かれるので分かりにくくなってしまいますが、
全て「〜と聞かれたら」「〜と答える」のパターンに落とし込めます。
過去問を解く中でこのパターンを自分なりに分かりやすく落とし込んでいきましょう。
特に午後II試験は問題文が10ページ前後もあります。
非常にパターンが見えにくくなってますし、もう一度解くには時間もかかります。
過去問演習のタイミングでチートシートに落とし込みましょう。
このパターンを抜き出して、単語帳サイズにまとめた参考書もあります。
情報処理試験界隈では有名なポケットシリーズです。
時間に余裕がない方は使用も検討しても良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここで情報処理安全確保支援士試験への合格へのポイントをまとめて振り返りましょう。
- 午前I、午前II、午後I、午後II試験はすべて対策する
- 午前I、午前II、午後I、午後IIどれも過去問が全て
- 参考書は辞書として使う
- 午前I、午前IIは「情報処理安全確保支援士試験ドットコム」を使う
- 午後I、午後IIは「正しい解説」を使う
正しい勉強法でみなさんが最短の合格を実現されることを心から願っております。
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