この記事では、
「日商簿記検定2級に合格するための勉強法」
について書いていきます。
いきなり2級から受験しても合格できるかな…?
独学でも合格できる…?
安心して欲しい。この記事では初学者でも独学で日商簿記検定2級に
一発合格する勉強方法について解説するぞ。
日商簿記検定2級は正しい学習を行えば、初学者でも独学で受かる試験です。
- 日商簿記検定2級の勉強方法
- 試験対策のコツ
- オススメのテキスト・問題集
日商簿記2級とは?
日本商工会議所が主催する簿記検定試験の2級です。
合格率は10~30%前後です。
簿記は実施回によって難易度と合格率が大きく変動します。
なお、日商簿記検定2級に関する詳細な情報については「日商簿記検定2級とは?難易度や合格率を徹底解説!どんな資格?」の記事で解説しています。
日商簿記2級の試験時間は2時間です。
そして、70点以上得点すると合格となります。
簿記2級では簿記3級と違い、それなりに簿記の知識が問われます。
電卓は持ち込み可なので、
計算のスピードや正確さは特に求められません。
日商簿記2級の合格に必要な勉強時間(目安)
日商簿記2級に合格するには
どれくらい勉強したら良いんですか…?
初学者なら150~200時間、
簿記3級の知識があるなら50~100時間が目安だぞ
日商簿記2級は合格率から考えると4人に1人が合格する試験です。
簿記2級は3級と比べて知識の範囲も広く、レベルも深くなってきます。
ただし、正しい方法で学習を行えば、ちゃんと合格できる試験です。
注意として、簿記2級の学習には3級の知識が必要になります。
いきなり簿記2級に挑戦する際は簿記3級の知識を取得してから学習に臨みましょう。
ただ、参考書などで習得して理解していれば、必ずしも3級に合格する必要はないです。
日商簿記2級の試験対策
日商簿記2級の対策のポイントは3つです。
- 簿記3級の知識を頭に入れる
- 商業簿記の対策をテキストを使って行う
- 工業簿記の対策をテキストを使って行う
順番に解説していくぞ
簿記3級の知識を頭に入れる
簿記3級相当の知識を持っている人はこの章を飛ばして良いです
いきなり簿記2級に挑戦する人はまず簿記3級の知識を習得しましょう。
ただし、試験に合格するレベルまで固める必要はないです。
簿記2級の学習内容が理解出来れば良いので、
さくっと簿記の基本的な考え方や単語を入れるくらいの気持ちで臨みましょう。
簿記3級用参考書のテキスト編を読み、理解すれば大丈夫です。
このスッキリシリーズは簿記学習では有名なテキストで非常に分かりやすいです。
カラーや図も的確に使われているのでとても読みやすいです。
商業簿記の対策をテキストを使って行う
テキストだけ読んでも分からないんじゃないの…?
オンラインスクールに登録しないと合格出来ないんじゃないの…?
そんなことはない。商業簿記は独学でも十分に理解できる。
日商簿記検定2級の商業簿記で問われる知識は独学で理解できるレベルです。
参考書を自分で読んでも普通に理解できます。
安易にオンラインスクールに登録して分からないまま動画をなんとなく見るより
分かりやすい参考書を使った方がよっぽど効率的です。
商業簿記に必要な知識はちゃんとしたテキストを1冊やりきれば十分に習得できます。
オススメのテキスト(商業簿記)
このスッキリシリーズは簿記学習では有名なテキストで非常に分かりやすいです。
カラーや図も的確に使われているのでとても読みやすいです。
しかも、1冊でテキスト編と問題編が収録されているので経済的です。
また、テキストでの知識の習得、問題集での演習が1冊で行えるので、
一貫性のある学習ができて効率的です。
また、この書籍は上のAmzonリンクから試し読みが出来るので、
自分に合うテキストかどうかを購入前に確認することができます。
テキスト編の使い方
テキスト編は2周読むつもりで進めていきましょう。
1周目はとりあえず最後まで読みきることを優先しましょう。
「分からないところでつまづいて学習が進まず、挫折してしまう…」
みたいなパターンがよくあります。
テキスト編1周目は完璧主義は捨てましょう。
分からないところはぼんやりした理解でも良いので一周は最後まで読みきりましょう。
そして最後までテキスト編を読んだら、2周目を読みましょう。
1周目は分からなかったところも理解できるようになっているはずです。
分かりやすいテキストで簿記全体の知識を身につけると
自然と細部のことが理解できるようになるのです。
問題編の使い方
テキスト編で簿記全体の知識を身につけたら、
問題編で手を動かして知識を自分のものにしましょう。
この作業が合格率をぐっと上げます。
問題編をしっかりやらないと試験当日に習得した知識の使い方が分からず、うっかり不合格になるのです。必ずやりましょう。
この問題編は解説も分かりやすいので、
解けない問題も解説を読めば、自分に不足している知識を習得できます。
間違えた問題はチェックをつけておき、あとでやり直すようにしましょう。
1周問題集をやり終えた後、
チェックをつけた問題をもう一度解き直して知識を定着させましょう。
この勉強法で
テキスト編(1周目)→テキスト編(2周目)→問題編(1周目)→問題編(間違えた問題2周目)
を行えば商業簿記分野の知識はしっかり身についています。
工業簿記の対策をテキストを使って行う
工業簿記も商業簿記と同じ勉強法はやることは同じです。
「スッキリわかるシリーズ」のテキストを使って対策しましょう。
オススメのテキスト(工業簿記)
工業簿記も商業簿記と同じで非常に分かりやすく書かれています。
このテキストを使って
テキスト編(1周目)→テキスト編(2周目)→問題編(1周目)→問題編(間違えた問題2周目)
を行い、工業簿記の知識も身につけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここで日商簿記検定2級の合格へのポイントをまとめて振り返りましょう。
- 簿記3級の知識を頭に入れる
- 商業簿記の対策をする
- 工業簿記の対策をする
正しい勉強法でみなさんが最短の合格を実現されることを心から願っております。
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