
応用情報に合格したいです。
プログラミングスキルって必須ですか?

必須というわけではない。
プログラミングスキルがなくとも合格はできるぞ。
✔️ 本記事のテーマ
応用情報の合格にプログラミングスキルが必須でない理由
✔️ 読者さんへの前置きメッセージ
本記事は「応用情報とプログラミングスキルの関係」について書いています。
この記事を読むことで
「応用情報にプログラミングスキルが必須でない理由 や 応用情報の合格に必要なこと」
について理解できます。
応用情報技術者試験はITエンジニアとしてワンランク上を目指したい人の為の試験です。
その応用情報に合格するためにプログラミングスキルは必要ないのでしょうか?
本記事では「応用情報とプログラミングスキルの関係」について解説していきます。
それでは、解説していきましょう。
応用情報技術者試験とは?
国家資格である情報処理技術者試験の試験区分の一つです。
合格率はだいたい20%前後です。
情報処理技術者試験の中で基本情報の上に位置していて、
その難易度はレベル3に相当します。
4択問題*80問の午前試験と文章題*5問の午後試験で構成される、
ITについて幅広い知識と状況判断力が問われる試験です。
なお、応用情報技の詳しい情報については、
「応用情報技術者試験とは?難易度や合格率を徹底解説!」の記事で解説しています。
応用情報にプログラミングスキルは必須ではない?
では幅広くITについての知識が問われる応用情報に
「プログラミングスキル」は「必須」なのでしょうか?
結論から述べると、
プログラミングスキルは無くとも応用情報に合格できます。(あっても困りませんが)
その理由は、応用情報という試験の特性にあります。
まず、応用情報は既に述べたようにITについての幅広い知識が問われる試験です。
そのため、基本的にプログラミングについての深い知識が問われることがありません。
よって、プログラミングスキルがなくとも、
ITについての全体的な知識を身につければ合格は現実的です。
次に、応用情報は60%以上の正答率で合格できる試験です。
そのため、もしプログラミングスキルが必要な問題が回答できなくとも他の部分で点数を稼ぐことで合格ラインに到達できます。(そもそもプログラミングスキルが必要な問題は回答必須でないことが多いですが)
応用情報は100点を目指す試験ではなく、60点以上を確実に取りに行くべき試験なのです。
そして、応用情報の午後試験は全11問の中から5問を選択して回答する試験です。
この11問のうち、プログラミングスキルが必須となる設問は1問だけです。
つまり、この設問を避けて5問を選ぶことで、
プログラミングスキルがなくとも合格点をとることができます。
なお、応用情報にプログラミング未経験者や文系出身者が合格できる理由については
「応用情報技術者試験に文系が合格できる理由」でも解説しています。
応用情報の合格に必要なこと
では、応用情報の合格に必要なこととは何でしょうか?
それは過去問演習です。
応用情報は過去問を使い回す傾向にあります。
そのため、過去問演習をひたすら繰り返して、
- どういった問題が出題されるのか
- 文章題で正解となるポイントはどこか
を習得することで合格の可能性をグッと上げることができます。
応用情報は試験範囲も広く、合格率も毎年20%前後と簡単な試験ではありません。
やみくもに参考書を読んだり、なんとなく過去問を解くのではなく、
正しい過去問演習を行う必要があります。
なお、正しい過去問演習法や応用情報に合格する勉強法は
「応用情報技術者試験の勉強法!初心者や未経験でも一発合格できる!」
で解説しています。
応用情報においてプログラミングスキルが武器となるところ
ここまで「応用情報にプログラミングスキルは必須ではない」と述べてきましたが、
もしあなたが高度なプログラミングスキルを習得しているのであれば武器になるところもあります。
それは午後試験のプログラミング問題(問3)です。
午後試験は全11問から5問を選択して回答する試験ですが、
その11問のうち1問だけプログラミング問題が出題されます。
この問題は必須選択ではないので、プログラミングに自身がない方は選択しないのが無難ですが、
もしプログラミングスキルに自信があればこの問題を選択しても良いでしょう。
特に、プログラミング問題は解けるのであれば、
満点(20点)をゲットできる可能性が高いのでチャンスと言えるでしょう。
なお、応用情報のプログラミング問題は特定の言語に依存するものではなく、
汎用的なアルゴリズムに焦点を当てた出題となっています。
応用情報にプログラミング未経験が合格するには
では、これらの結果を踏まえて、
プログラミング未経験で応用情報に合格するにはどうすれば良いのでしょうか?
それは「正しい過去問演習」と「適切な問題選択」の2つを意識することです。
「正しい過去問演習」は「応用情報の合格に必要なこと」で既に述べた通りですが、
「適切な問題選択」とは何なのでしょうか?
それは
- プログラミングやネットワークなどのテクノロジ系を避ける
- プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントなどのマネジメント系に絞る
ということです。
応用情報のプログラミング問題はプログラミング未経験者には難易度が高いです。
また、ネットワークやデータベースなどは実務経験があり、そちらの分野に詳しい人は選択しても良いかもしれませんが、付け焼き刃で望むのはあまりオススメしません。
そこでこれらの問題は避けましょう。
午後試験は全11問から5問を選択して回答する試験なので、
これらを避けても残りの問題を回答すれば合格できます。
では、どのような問題選択にすれば、
合格の可能性が(未経験者にとって)最も高くなるのでしょうか?
それは「マネジメント系」に狙いを定めることです。
具体的には以下の分野になります。
- 経営戦略(問2)
- プロジェクトマネジメント(問9)
- サービスマネジメント(問10)
- システム監査(問11)
これらの問題は本文中の記述が解答根拠となることが多く、
解答の導出法さえマスターしておけば点数を稼ぐことができます。
その解答の導出法は「応用情報の合格に必要なこと」で述べたように
正しい過去問演習を行うことで習得できます。
このように「過去問演習」と「問題選択」を
戦略的に行うことで応用情報の合格率はグッと上がるのです。
なお、応用情報のベストな問題選択については
「【応用情報技術者試験の午後試験】問題選択のベストとは?【受験者タイプ別】」
でも解説しています。
終わりに
いかがだったでしょうか。
応用情報技術者にプログラミングスキルが必要かどうかについて解説しました。
なお、応用情報技術者に合格するために必要な勉強法については「応用情報技術者試験の勉強法を徹底解説!初心者や未経験でも一発合格できる!」の記事で解説しています。合格のコツやオススメの参考書なども紹介しているので参考になれば幸いです。
「応用情報に挑戦したいけどプログラミングスキルが無い・・・」
という方はぜひ参考にしてみて下さい。
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