AWS パラメータストアを使うメリットがいまいち分かりません。
AWS パラメータストアを使うことで
- パラメータをコードと切り離して管理できる
- アクセスキーなどの機密情報を安全に管理できる
というメリットがあるぞ。
✔️ 本記事のテーマ
AWS Systems Manager パラメータストア を使用するメリット
✔️ 読者さんへの前置きメッセージ
本記事は「パラメータストアを使用するメリット」について書いています。
この記事を読むことで
- AWS Systems Manager パラメータストア を使うメリット
- AWS Systems Manager パラメータストア の使い道
について理解できます。
この記事ではAWS Systems Manager パラメータストアを使用するメリットを
徹底的に解説していきたいと思います。
それでは、解説していきましょう。
AWS Systems Manager パラメータストア とは?
AWS Systems Manager パラメータストアとは
システムで使用するパラメータや定数を切り出して定義するものです。
以下のような画面で定義するので、
システムで使用しているパラメータやアクセスキーなどを一元管理できます。
AWSコンソール上からパラメータ値を編集することもできるので、AWS Systems Manager パラメータストア 上でパラメータの管理を行うことができるのが最大の特徴です。
なお、AWS Systems Manager パラメータストア の使い方については
「【AWS】パラメータストアの値をLambdaから取得する」
の記事で解説しています。
AWS Systems Manager パラメータストア を使うメリット
AWS Systems Manager パラメータストア を使うメリットは
- パラメータをコードと切り離して管理できる
- 運用 & 開発 の負荷を下げることができる
- アクセスキーなどの機密情報を安全に管理できる
です。
順番に解説していきましょう。
メリット1: パラメータをコードと切り離して管理できる
既に述べたように、AWS Systems Manager パラメータストア を使うことで、
システムで使用するパラメータを一元管理することができます。
AWS Systems Manager パラメータストア のコンソール画面から
- システムでどのようなパラメータを使用しているのか
- そのパラメータ値がどのような値になっているのか
などが一目で分かります。
また、AWS Systems Manager パラメータストア ではパラメータ値の編集もできます。
そのため、パラメータ値を変更したい時に、
コードを修正することなく、パラメータストアだけで完結します。
このように、システムのコードとパラメータを切り離すことができるので、
システムの独立性を向上させることができます。
メリット2: 運用 & 開発 の負荷を下げることができる
パラメータをコードと切り離して管理できる でも述べたように、
AWS Systems Manager パラメータストア を使うことで、
パラメータ値の変更をパラメータストアから行うことができます。
これにより、運用側 & 開発側 のどちらの負荷も下げることができます。
システムを運用していく中で、
パラメータ値を変更しながら効果があるかどうかを確認したい
というケースがあるかと思います。
そのような時に都度、
開発チームに変更要件を出して、コードを修正して、deployして…
というステップを踏まないといけないのは運用者にとっても開発チームにとっても負荷が高いです。
AWS Systems Manager パラメータストア を使えば、AWSコンソール上からパラメータ値を変更することができるので、運用者は自身で値を変更しながら結果を確認、分析することができるでしょう。
開発チームとしても、パラメータを変更するだけのコード修正 & テストを実施しなくて良いので、工数を削減できます。
このように、AWS Systems Manager パラメータストア を使うことで、
運用 & 開発 のどちらにとっても負荷を下げることができ、
スピード感のあるシステム開発、改善のサイクルを回すことができます。
メリット3: アクセスキーなどの機密情報を安全に管理できる
システムによってはアクセスキーやシークレットキーを使用して、
特別なリソースやAPIにアクセスすることがあるでしょう。
そういった時にこれらの機密情報をコードに埋め込むのはセキュリティ上好ましくありません。
コードに埋め込むと、コードが漏れた時やうっかりpublicな空間にコードをアップロードした時に、外部に情報が漏れてしまい、不正アクセスされる原因になってしまいます。
こういった問題もAWS Systems Manager パラメータストア を使うことで解決することができます。
AWS Systems Manager パラメータストア ではパラメータを登録する時に
「安全な文字列」タイプを選択することができます。
「安全な文字列」タイプを選択することで、
対象のパラメータをアカウントの KMS キーで暗号化して保管することができます。
こうすることで、万が一、不正アクセスされた時も機密情報が外部に漏れる心配がありません。
このように、AWS Systems Manager パラメータストア を使うことで
システムのセキュリティの向上も期待できます。
まとめ(AWS パラメータストアのメリット)
今回はAWS Systems Manager パラメータストア を使用するメリットを解説しました。
もう一度、メリットを整理すると以下の3つです。
- パラメータをコードと切り離して管理できる
- 運用 & 開発 の負荷を下げることができる
- アクセスキーなどの機密情報を安全に管理できる
このようにメリットの多いAWS Systems Manager パラメータストア ですが、
その使い方は簡単です。
AWS Systems Manager パラメータストア の使い方や必要な設定については
「【AWS】パラメータストアの値をLambdaから取得する」
の記事で解説しているのでよかったら参考にしてみてください。
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