ssm.get_parametersの仕様が分かりません。
ssm.get_parametersの仕様と使い方を解説しよう。
✔️ 本記事のテーマ
ssm.get_parametersの仕様について
✔️ 読者さんへの前置きメッセージ
本記事は「ssm.get_parametersの仕様と使い方」について書いています。
この記事を読むことで
- ssm.get_parameters の仕様
- パラメータストア からパラメータを取得する関数の使い方
について理解できます。
ssm.get_parameters は AWS Lambda で AWS Systems Manager パラメータストア からパラメータを取得する時に使用する関数です。
ssm.get_parameters関数を使うことで、
簡単にパラメータストアからパラメータを取得することができます。
参考記事: 【AWS】パラメータストアを使うメリット
ただ、ssm.get_parametersにはいくつかの仕様上の注意点があります。
この記事では、ssm.get_parametersの基本的な使い方から注意点まで徹底的に解説します。
それでは、解説していきましょう。
ssm.get_parameters とは?
ssm.get_parameters は Pythonライブラリ boto3 の関数です。
AWS Systems Manager パラメータストア から パラメータを取得する時に使用します。
具体的なコードで示しましょう。
import boto3
ssm = boto3.client('ssm', region)
response = ssm.get_parameters(
Names=keys,
WithDecryption=True,
)
このように ssm.get_parametersを使ってコードを書くことで、
パラメータストア に登録している Name で対象のパラメータ値を取得することができます。
なお、AWS LAmbda からパラメータストア に登録しているパラメータ値を取得する方法は
「【AWS】パラメータストアの値をLambdaから取得する」
の記事で解説しています。
ssm.get_parameters関数 の使い方
それでは、ssm.get_parameters の使い方を解説していきましょう。
ssm.get_parameters は2つの引数をとります。
- 第1引数: Names
- 第2引数: WithDecryption
順番に解説していきましょう。
ssm.get_parameters の第1引数: Names
第1引数 Names はパラメータ名です。
String 型の可変長引数です。
(ただし、この引数の上限は10)
渡された個数だけパラメータ名に対応する値を取得します。
1 request で複数のパラメータを取得することができるので非常に便利です。
ssm.get_parameters の第2引数: WithDecryption
第2引数 WithDecryption はパラメータ値の複合化のON/OFFです。
Boolean 型で指定します。
AWS Systems Manager パラメータストア ではパラメータ値を暗号化して登録することができます。
この機能により、アクセスキーなどを安全に管理することができます。
このように暗号化されたパラメータを取得する際に、
WithDecryption=True で指定すると、複合化して値を取得することができます。
ただ、暗号化されていないパラメータを取得する場合に WithDecryption=True にしても問題はないので、基本的には WithDecryption=True で指定しておけば良いのかなと思います。
なお、値を暗号化できることを含めた、
AWS Systems Manager パラメータストア を使用するメリットは
「」
の記事で解説しています。
ssm.get_parameters関数 の注意点
とても便利な ssm.get_parameters ですが、使用する上で以下の注意点があります。
- 可変長引数: Nmaes の上限は10
- Names を複数渡した場合、return の順序が保証されてない
順番に解説していきましょう。
可変長引数: Names の上限は10
ssm.get_parameters の第1引数である Names は可変長引数なので、渡された引数の個数に応じて適切な処理をするのですが、Amazon GetParamters API の仕様上の制約により、この引数は11個以上渡すとErrorが生じます。
at 'names' failed to satisfy constraint: Member must have length less than or equal to 10."
よって、get_parameters で一度に取得するパラメータ数は10個までにする必要があります。
Names を複数渡した場合、return の順序が保証されてない
ssm.get_parameters の第1引数である Names に複数のワードを指定して、
複数のパラメータを取得した場合、return されるパラメータ情報は順序保証がされません。
import boto3
ssm = boto3.client('ssm', region)
response = ssm.get_parameters(
Names='PARAM1', 'PARAM2', 'PARAM3'
WithDecryption=True,
)
例えば、このように PARAM1 PARAM2 PARAM3 のパラメータ情報を取得する場合に、
return されるパラメータ情報は引数で渡した順やパラメータストアで定義されている順ではありません。
そのため、return されたパラメータ情報は後処理で並び替える必要があります。
まとめ(ssm.get_parametersの仕様)
AWS GetParamters API を使っている get_parameters の仕様について解説しました。
get_parameters は パラメータストアからパラメータ値を取得するための関数です。
get_parametersを使うことで、AWS Lambda などからパラメータストア で管理するパラメータ情報を取得することができるので便利です。
なお、AWS Systems Manager パラメータストア の使い方や必要な設定については
「【AWS】パラメータストアの値をLambdaから取得する」
の記事で解説しているのでよかったら参考にしてみてください。
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