AWS Lambdaの環境変数ってどのように使うんですか?
AWS Lambdaはコードの中で環境変数の値を取得することができる。
例えば、DEVELOP用LambdaとSTAGING用Lambdaで
同じコードで処理を分岐させることができるぞ。
✔️ 本記事のテーマ
AWS Lambda で環境変数を使う方法
✔️ 読者さんへの前置きメッセージ
本記事は「AWS Lambda の環境変数」について書いています。
この記事を読むことで
- AWS Lambda で環境変数を使う方法
- コードで AWS Lambda の環境変数を取得する方
について理解できます。
AWS Lambda の環境変数を使うことで1つのコードで、
Lambdaごとに処理を分岐させることができます。
AWS Lambda の環境変数は「設定方法」と「取得する方法」さえ知っていれば簡単に使えます。
それでは、解説していきましょう。
AWS Lambda の環境変数 とは?
AWS の環境変数とはAWS Lambda 1つずつに設定することのできる設定値のことです。
この設定値をコードの中で参照することで、
同じコードにしてLambdaごとに処理を分岐させることができます。
どういうことか実際のユースケースに沿って解説すると、
例えば、以下の図のように
Lambda A には ENV=’develop’ Lambda B には ENV=’staging’ という値を設定しておきます。
そして、コードの中ではENVの値によって処理を分岐させることで、
1つのコードでDEVELOP環境 と STAGING環境で別の処理を実現することができます。
AWS Lambda の環境変数 を使うために必要な手順
AWS Lambda の環境変数を使うために必要な手順は2つです。
- AWS Lambda の環境変数 を設定する
- コードから AWS Lambda の環境変数 を取得する
この2つを実施すれば、AWS Lambda で環境変数を使うことはできます。
順番に手順を解説していきましょう。
AWS Lambda の環境変数 を設定する方法
まず、AWS Lambda に環境変数を設定していきましょう。
AWS コンソールの検索窓で「lambda」と検索すると、
AWS Lambda コンソール 画面にアクセスできます。
今回は‘sampleLambda’という Lambda に対して環境変数を設定していきます。
もしLambdaを作成していない場合は「関数を作成」ボタンから適当な関数を作成してください。
画面を下にスクロールすると「環境変数」という項があるので「編集」ボタンをクリックします。
「環境変数の編集」画面に遷移するので「環境変数の追加」ボタンをクリックします。
「キー」「値」を入力して「保存」ボタンをクリックすると環境変数が作成できます。
Python の 辞書型のような形式をイメージすると分かりやすいかと思います。
以上で環境変数の設定が完了しました。
続いて、コードから設定した環境変数を取得できるようにしましょう。
コードから AWS Lambda の環境変数 を取得する方法
コードから AWS Lambda の環境変数を取得できるようにするには以下のように書きます。
import os
変数名 = os.environ[‘キー’]
このように書くことで、キーに対応した環境変数の値を取得することができます。
試しに、先ほど AWS Lambda で設定した環境変数を取得するコードを書いてみましょう。
import json
import os
def lambda_handler(event, context):
environment = os.environ['ENV']
print('this Lambda works in', environment)
return {
'statusCode': 200,
'body': json.dumps('Hello from Lambda!')
}
上記のコードを lambda_function.py で実行します。
deploy ボタンをクリックして変更を反映させて、
テスト実行すると以下のようにログが出力されます。
this Lambda works in develop
以上のように AWS Lambda に設定した環境変数を取得して、
コードからその値を取得することができました。
AWSのスキルをつけるのにオススメの書籍
AWS は世界で最もメジャーなクラウドサービスです。
モダンなシステム開発のほとんどの現場で採用されているので、
いまや、プログラマーやエンジニアにとって、避けることのできないスキルでしょう。
もし、AWSについて独学でスキルをつけるなら、以下の書籍がオススメです。
この書籍はAWSについての全てを0から解説しています。
AWS を理解するには特有のサービスや考え方の理解が必要となります。この書籍では初学者がつまずきがちなポイントがきちんと解説されているので効率的にスキルを習得できます。
Kindle本もあるので、電子書籍派の方にもオススメできます。
エンジニアとしての自身の価値をチェックする(完全無料)
エンジニアとして、
自分の価値がどれくらいのものかご存知でしょうか?
エンジニアとしてIT業界に身を置いていると
今の会社でずっと働くのか、フリーランスとして独立するのか …
と様々な選択肢があります。
どの選択肢が正解なのかを見極めるためにも、選択肢を広げるためにも
自身の価値を知っておくことはとても重要です。
TechClips ME では、
職務経歴書をアップロードするだけで企業からのスカウトを受けることができます。
▼▼▼▼▼
▲▲▲▲▲
しかもTechClips MEでは想定年収を企業から提示してくれるので、
自身の価値を数字で分かりやすくたしかめることができます。
登録はもちろん完全無料なので、一度登録してみると良いかもしれません。
コメント