Matplotlib で色を指定する方法(完全ドキュメント)

Matplotlib で色を指定する方法(完全ドキュメント)Matplotlib
ゆうすけ
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matplotlib を変更したいです。

資格マフィア
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matplotlib では 様々な方法 で色を指定することができる。
その全てを整理して解説しよう。

 

✔️ 本記事のテーマ

 matplotlib で 色 を指定する方法

 

✔️ 読者さんへの前置きメッセージ

本記事は
「matplotlib における 色 の指定方法」
について書いています。

 

matplotlib ライブラリでは、
表示するグラフの色を指定することができます。

 

この記事ではその指定方法ごとに、
matoplotlib での 色 の指定方法について解説します。

 

この記事に掲載しているサンプルコードは環境さえ整っていれば、
コピペで動くはずなので使用して頂いてOKです。

 

では、解説していきましょう。

 

matolotlib で 色 を指定する引数

matolotlib で 色 を指定する引数

matplotlib で色を指定するときには 引数 color で色を指定します。

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt


left = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
height = np.array([100, 200, 300, 400, 500])

plt.bar(left, height, color='red')

plt.show()

color で色を変更する

上記コードでは棒グラフを描画する plt.bar の引数 color‘red’ を渡すことで
赤色の棒グラフを表示することができます。

 

この引数 color指定方法は様々あるので、次の章から順番にみていきましょう。

 

matplotlib の 色 を指定する方法一覧

matplotlib の 色 を指定する方法一覧

matplotlib で色を指定するには以下の方法を使うことができます。

 

それぞれのメソッドについて、サンプルコードを使って解説していきます。
(上の目次はページ内リンクになっています)

 

1文字(色の頭文字)で指定する

matplotlib は引数 colorアルファベット1文字で指定することができます。

 

1文字で使えるアルファベットは以下の 8 種類だけです。

  • b … 青 (Blue)
  • g … 緑 (Green)
  • r … 赤 (Red)
  • c … シアン (Cyan)
  • m … マゼンタ (Magenta)
  • y … 黄 (Yellow)
  • k … 黒 (Black)
  • w … 白 (White)

 

文字列として渡す必要があるので、 で囲います。

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt


left = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
height = np.array([100, 200, 300, 400, 500])

plt.bar(left, height, color='g')

plt.show()

1文字(色の頭文字)で指定する

上記コードでは棒グラフを描画する plt.bar の引数 color‘g’ を渡すことで
緑色の棒グラフを表示することができます。

 

色の名前で指定する

matplotlib は引数 color色の名前で指定することができます。

 

例えば、

  • red
  • blue
  • green
  • orange
  • purple
  • pink
  • yellow
  • seagreen
  • skyblue

などの色名を使うことができます。

 

使うことができる色一覧は Matplotlib の公式ページに記載されています。

matplotlib で使用できる色一覧

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt


left = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
height = np.array([100, 200, 300, 400, 500])

plt.bar(left, height, color='yellow')

plt.show()

色の名前で指定する

上記コードでは棒グラフを描画する plt.bar の引数 color‘yellow’ を渡すことで
黄色の棒グラフを表示することができます。

 

カラーコードで色を指定する

matplotlib は引数 colorカラーコードで指定することができます。

 

一例として、

  • #FF0000: 赤
  • #0000FF: 青
  • #008000: 緑
  • #FFA500: オレンジ
  • #800080: 紫
  • #FFC0CB: ピンク
  • #FFFF00: 黄

などのコードを使うことができます。

 

上記以外にもカラーコードが振られている全ての色を使用することができます。

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt


left = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
height = np.array([100, 200, 300, 400, 500])

plt.bar(left, height, color='#FFC0CB')

plt.show()

カラーコードで色を指定する

カラーコードも他の方法と同様に文字列型(”)として渡します。

 

上記コードでは棒グラフを描画する plt.bar の引数 color‘#FFC0CB’ を渡すことで
ピンク色の棒グラフを表示しています。

 

RGB形式で色を指定する

matplotlib は引数 colorRGB 形式で指定することができます。

 

RGB 形式とは タプルで (赤, 緑, 青) の色の度合いを数字で指定する方法です。

color=(1.0, 0.5, 0.5)

 

注意点として、OpenCV などで使われる一般的な 0 ~ 255 ではなく、0 ~ 1 の範囲で指定します。

  • 青: (0.0, 0.0, 1.0)
  • 緑: (0.0, 0.5, 0.0)
  • 赤: (1.0, 0.0, 0.0)
  • 黄: (1.0, 1.0, 0.5)
  • 黒: (0.0, 0.0, 0.0)
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt


left = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
height = np.array([100, 200, 300, 400, 500])

plt.bar(left, height, color=(0.0, 0.0, 1.0))

plt.show()

RGB形式で色を指定する

上記コードでは棒グラフを描画する plt.bar の引数 color(0.0, 0.0, 1.0) を渡すことで
青色の棒グラフを表示することができます。

 

グレースケールで指定する

matplotlib は引数 colorグレースケールで指定することができます。

 

0.0 – 1.0 の間の数字を渡すことで、その値に応じた濃度の灰色が使用されます。
(0.0 が黒、1.0 が白)

 

注意点として、float 型ではなく、文字列型として渡す必要があります。

 color=’0.5′

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt


left = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
height = np.array([100, 200, 300, 400, 500])

plt.bar(left, height, color='0.7')

plt.show()

グレースケールで指定する

上記コードでは棒グラフを描画する plt.bar の引数 color‘0.7’ を渡すことで
薄い灰色の棒グラフを表示することができます。

 

カラーグラデーションで色を指定する

matplotlib はライブラリとして、特定の色のセット「カラーマップ」が用意されています。

 

matplotlib では以下のカラーマップを使うことができます。

  • Blues … 薄い青から濃い青に変化する
  • Resds … 薄い赤から濃い赤に変化する
  • cool … 寒色系から暖色系に変化する
  • Spectral … 虹色に変化する(赤 ⇒ オレンジ ⇒ 黄色 ⇒ 緑 ⇒ 青 ⇒ 紫)

 

使用できる全てのカラーマップは、公式ドキュメントで確認できます。


カラーマップの使い方は少し複雑なので、順番に解説していきましょう。

 

まず、カラーマップインスタンスを生成します。

cm = plt.get_cmap("カラーマップ名")

そのインスタンスの引数に 0.0 – 1.0 の間のカラーマップ値を渡すことで、
その値に応じた色が使用されます。

color = cm(x)

 

コードの全体像としては、以下のようになります。

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

left = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
height = np.array([100, 200, 300, 400, 500])

# カラーマップインスタンス生成
cm = plt.get_cmap("Blues")

color_maps = [cm(0.1), cm(0.3), cm(0.5), cm(0.7), cm(0.9)]

plt.bar(left, height, color=color_maps)

plt.show()

blues のカラーマップ

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

left = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
height = np.array([100, 200, 300, 400, 500])

# カラーマップインスタンス生成
cm = plt.get_cmap("Spectral")

color_maps = [cm(0.1), cm(0.3), cm(0.5), cm(0.7), cm(0.9)]

plt.bar(left, height, color=color_maps)

plt.show()

Spectral のカラーマップ

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今回は matplotlib の使い方と処理の流れについて解説しました。

 

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